先生が児童・生徒に一律の課題を出し、提出させる。そんな従来の宿題の在り方を再考する動きが生まれています。東海地方の2校を訪ね、その取り組みを聞きました。
2月上旬。岐阜市立岐阜小学校の3年生の教室では、先生の周りに子どもたちが集まっていた。
先生が「今日は何をやってきたの?」と尋ねると、子どもたちは持ってきたタブレット端末やノートを得意げに見せた。興味のある生き物についてまとめた子、自分が住んでいる街のお店について調べた子、ドリルや問題集をやってきた子……。
岐阜小が「宿題」に代わって取り組む「家庭学習」だ。何をやるかは子どもたち自身が決める。
同小は昨年度から、子どもたちに一律の課題を出すことをやめた。「やらされている」との語感がある「宿題」という呼び方もやめた。呼称を「家庭学習」と改め、何に取り組むかは家庭で相談して決める。自分に必要な学習や興味関心について考えることで、自ら進んで学ぶ力をつけるのが狙いだ。
「忙しくて見られない」 保護者の不安に学校は
学校は「家庭学習の手引き」…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル